渡辺けんじろう|西宮市議会議員|保育士経験を市政に|日本維新の会|(わたなべけんじろう)

学習塾講師など民間企業勤務や保育士を経て西宮市議会議員2期目です。

火葬場の適正な使用料金は?

先日スタバにて。味は…

37367_037368_0





広告の写真よりも白が多いので、クリーム系が好きな方にはおすすめです。耳みたいに見えるのは椅子の背もたれです。





===============
さて本題。本日は民生常任委員会。所管事務報告と管外視察について。

管外視察では図書館と書かない窓口について他市を訪問しました。事前に資料で読むのと現地を見て話しを聞くのでは大違い。特に書かない窓口については、西宮市で導入が検討されていることもあり、大変に参考になりました。


所管事務報告では、
「斎園事業の方向性について」の報告。

主なポイントは、
〇区画割の見直し、随時募集とするなど募集方法の見直しによる供給量の確保
〇昨今、家族葬が葬儀が増えていることから、それに対応できる施設改修の検討
〇火葬場使用料の見直し
です。

火葬場の使用料ですが、現在は以下のようになっています。

スクリーンショット 2024-10-29 120620

・過去に包括外部監査から指摘されていること
・R9年度以降5年間で6.5億円かけて火葬炉の更新工事を行うなど、運営や維持のための財源確保が必要
ということもあって市民であれば、
・大人10,000円
・子ども5,000円
・死産児2,500円
となっている現在の使用料について近隣市との均衡を考慮して、大人の使用料を20%増、市外の大人の使用料は市内の利用者の4倍が妥当ではないかと見解を示しています。

4倍にすれば、芦屋市や神戸市より高くなりますが、県内の中核市である尼崎市明石市姫路市よりは低いということで、中核市としての特性を考えると、中核市比較も考慮すべきではないかと提案。それも踏まえて検討するとのことでした。姫路市にいたっては6倍となっています。来年の3月議会で議案となる予定です。可決されれば、周知の期間を経て令和7年7月1日からの変更予定です。


もう一つの財源確保策は残骨灰の売却です。以前、多田議員が一般質問で提案したこともあり方針として示されました。

過去の市政モニター調査で、残骨灰に含まれる貴金属といった有価物を売却して自治体が市民サービスに還元することについての質問では、「賛成」と「どちらかというと賛成」の合計が約8割でした。

ご遺族の心情や故人の尊厳に十分配慮したうえで売却した額を財源とすることが検討されています。来年度実施に向けて手続きが進んでおり、他市を参考にすると年間で700万円ほどの財源となります。現在でも遺族が希望すれば、大きい骨壺に入れて全ての残骨灰を持って帰ることも可能です。

人が亡くなった際の料金が自治体によって違うことに違和感はありますが、最近はそれ以外にも地方自治体という仕組みそのものに疑問を感じることが多くあります。国会では政治と金の問題にはとっとと決着をつけて、地方自治体のあり方を真剣に考えてほしいものです。