先日の総務常任委員会では台風時における市の停電対応について質疑をしました。
台風が直撃した際、私は消防団員として出動しました。暴風雨が落ち着き、地域を巡回すると、倒木だけでなく風で吹き飛ばされた屋根が電線にひっかかっている場所もありました。所属する夙川分団の車庫も停電となり、周囲の信号機が消えました。一方、その東側の夙川駅周辺や車庫から更に西の大谷町を超えた芦屋市では信号機がついていました。また、停電の状況について近隣の方から尋ねられることが多々ありました。
関電のサーバーにトラブルがあり、関電が停電箇所を把握できない状態となり、停電の家庭から問い合わせが殺到したことでつながりにくい状況となりました。そのため市にも停電について問い合わせがありました。また、通常の問い合わせ以外に市が把握していた関電の連絡先がありますが、それもつながらなかったそうです。
水と電気、西宮市と関西電力。組織は別です。市役所も職員が泊りがけの体制で災害対応している状況であったとは言え、水と同様に重要なライフラインである電気が停電となり困っている人にとって、市の「関電に直接問い合わせを」とHPに記載していた対応は冷たく感じるものだったのかもしれません。
市民からの停電箇所の情報を市が集約し、関電の担当者に携帯メールで連絡という対応も可能であったと思います。「市民→市→関電」という情報収集と「関電→市→市民」という情報発信など、今回の事例を踏まえて災害時の連絡方法・連携方法を強化すべきではないかという趣旨で質疑しました。
情報を集約して、HP経由で関電に伝えた自治体は西宮市以外でありましたし、市も今回の停電時の対応については私と同様に改善が必要という認識でしたので、連絡・連携体制が強化されることになると思いますが、進捗を確認していきます。