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リゾ鳴尾浜(以下、リゾ)を運営する(株)鳴尾ウォーターワールド(以下、会社)は、地方公共団体と民間企業との共同出資によって設立される第3セクター方式で、本市ほか4社が発起人となって平成3年11月に設立されました。
平成4年10月、リゾは隣接する東部総合処理センターの焼却熱と当時は鳴尾浜浄化センターの再生水を有効活用した健康運動施設として開業しました。 平成8年7月から平成24年度まで、東部総合処理センターの建てかえ事業による蒸気供給休止、利用者数の減少や灯油価格の高騰などにより、平成18年度からは単年度赤字、平成20年度には累積でも赤字となりました。 平成22年度に「西宮市第三セクター等経営検討委員会」が開催されます。
平成23年1月に「株式会社鳴尾ウォーターワールドに関する報告書」が示されます。委員会の委員は大学教授、弁護士、公認会計士であり、実際の経営に専門的な委員はおらず、内容もあくまで現状分析にもとづく一般論です。具体的な対策は記載されていません。また、会社設立時の「西宮市鳴尾浜臨海公園(仮称)ウォータープラザの管理運営に関する基本協定」に基づき市が一般会計から負担する施設の維持補修費にはほとんどふれていません。平成23年4月より、西宮市並びに出資企業の1つ阪神電気鉄道株式会社が経営支援を行った結果、平成23年度から会社の経営は単年度黒字となりました。
直近の平成28年度、会社の当期利益は629万円です。しかし・・・・
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ここまでは、市が常任委員会にて公表する資料からわかることです。
次回、
「市が多額の支援を行う第三セクターについて②」
で資料から見えない支援についてふれていきます。