渡辺けんじろう|西宮市議会議員|保育士経験を市政に|日本維新の会|(わたなべけんじろう)

学習塾講師など民間企業勤務や保育士を経て西宮市議会議員2期目です。

受動喫煙による健康被害の防止について➁

前回の
「受動喫煙による健康被害の防止について①」
からの続きです。市長が前向きな答弁をされましたので、長年の課題が解決に向かうことを期待します。

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【質問】

1 阪神香櫨園駅において、通学・通勤での利用者に受動喫煙が発生していることについて、健康被害及び非喫煙者の権利を守るという観点から、市はどのように考えているのか。
2 前述の香櫨園駅をはじめ、駅などの公共施設周辺へ分煙スペースを設置する、もしくは設置にともなう分煙スぺース以外の灰皿撤去などにより非喫煙者健康被害防止及び非喫煙者の権利を守るべきではないか。


【答弁(市長)】
私から現時点での考えを申し上げます。

わたなべ議員の問題意識と私の問題意識はいっしょでございまして、ご質問にあります阪神香櫨園の駅の状況につきましては、私の市長選挙期間中においても何度か通勤・通学時間帯に駅立ちをいたしまして、演説をしておりましたので十分に認識しております。この香櫨園駅周辺での受動喫煙防止対策に取り組む必要性があることについては議員のみならず政治家で朝、駅に立っておる皆さん方も認識をされている方がほとんどであろうと思います。

この件に関して市長就任後速やかに受動喫煙対策に関連する各担当部局長を交えた議論を行いました。そして、この解決を図るためには喫煙可能場所の選定の他、喫煙所の設置や維持管理の費用など様々な課題があることがよくよくわかりました。しかしながら、課題が多くともこの受動喫煙防止に向けた思いは市長就任前といささかも変わっておりません。

の対策につきましては、少しお時間をいただくことになるかもしれませんが、取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。


【答弁(健康福祉局)】
近年、「健康増進法」や兵庫県の「受動喫煙の防止等に関する条例」(以下「兵庫県条例」と申し上げます。)により、各駅ホーム上や構内での喫煙ができなくなったことから、喫煙者の多くは駅改札口に入るまでの駅近辺で喫煙されている状況にあると思われます。

ご質問の香櫨園駅の周辺は、歩道上で喫煙している人のそばを通行せざるを得ない場所であると考えられます。このため、市民の声などで受動喫煙被害の対策を求められることが多くありますが、屋外であることから、「健康増進法」や「兵庫県条例」では対応が難しい状況です。

これまでの市の対応として、香櫨園駅近辺の灰皿設置者に対し「健康増進法」や「兵庫県条例」の情報提供を行うとともに、受動喫煙防止の協力依頼を行い、2カ所に設置されていた灰皿を1カ所に、また、設置場所も移設いただいたところです。

今後も引き続き、灰皿設置者に対し、店舗開店時間帯のみの灰皿設置など朝の通勤・通学時間帯での受動喫煙の防止の協力依頼を粘り強く求めるとともに、駅周辺での喫煙者等に対する受動喫煙防止について、啓発方法などを検討してまいります。

また、本年度内に予定されている「健康増進法」及び「兵庫県条例」の改正に向けて議論がなされる見込みであることから、本市としては、それらの動向を注視するとともに、駅前など多数の人が利用する場所に喫煙スペースを設置する場合の諸条件等について、鉄道事業者とも協議するなど、改正後の法令の趣旨に則った対応を検討してまいりたいと考えております。


【意見・要望】
受動喫煙による健康被害防止について 市長はサイトで、「OPEN! 西宮 政策3-13 受動喫煙防止対策の推進」 新しい西宮市では、一歩進んだ受動喫煙防止対策を進めます。吸いたくない人、吸ってはいけない人がたばこの煙を吸わないようにするためには、マナーだけでなく、しっかりしたルールづくりも大切です。積極的な対策を進めます。 」と記載しています。

「この対策については、少しお時間をいただくことになるかもしれませんでしたが、取り組んでまいりたいと考えております」とのことでしたので、自身のサイトに記載されていた「全世界的に受動喫煙の防止対策が進む風潮にある中で、西宮市においても受け身でない、積極的な対策」が示されることを期待して少し待ちたいと思います。