渡辺けんじろう 西宮市議会議員|保育士経験×西宮の未来の財源確保|日本維新の会

学習塾講師など民間企業や保育士を経て西宮市議会議員2期目。「令和の文教住宅都市 西宮」を目指して市政改革まっしぐら!

公立学校の職場環境について

知人の教員から聞いたことを一般質問でとりあげました。教員の長時間勤務に関してこれまでも取り上げてきましたが、勤務時間適正化のためには職場環境の改善は不可欠です。この件に限らず、意見をいただくことで気づくことが多々あります。

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公立学校の職場環境について

市立小中学校において、保護者対応等で使う外線電話回線の設置台数は学校規模に関わらず、原則2回線です。しかし、大規模校では、電話回線の使用に順番待ちが発生していると複数の教員から聞きました。

この件について、平成29年9月決算特別委員会総務分科会で総務局長は「学校のほうで必要だということであれば、まず教育委員会内で御検討いただいた上で、予算要求なり、あるいは教育委員会内で創意工夫をしていただくなり、そういう努力をするなり、私どもに予算要求していただくなりしていただいて、協議をさせていただくというのが当然あると思います。」と答弁しています。つまり、現場の教員の困っている声が教育委員会からあがらないということです。

現在、各教員が意見を述べる仕組みとして、

〇校内で必要な備品・消耗品を予算要望する際に、教員と事務職員、管理職がコミュニケーションを図りながら話し合う予算委員会など各種委員会設置
〇市教育委員会として、各種相談窓口の設置及び周知
〇教員が日常困っていることや要望などを学校長に提言したり、市教育委員会へ直接提言したりすることができる、人事評価育成システムにおける提言シート

があります。

資料をご覧ください。 

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電話回線と同様、備品の1つである、プリント印刷に使う印刷機の各小中学校への設置台数及び生徒数とクラス数で比較した資料です。学校によって2倍以上の差があります。設備基準台数より少ない学校があります。また、耐用年数を超えた印刷機もあるそうです。そのため、教員から印刷機にも順番待ちが発生していると聞きました。

資料で示したように、生徒数・クラス数で学校間を比較すると、現在の備品台数が適切とは言えません。また、台数が基準より少ない学校があることから、事務職員が基準を理解した上で、教員と十分な連携がとれているのでしょうか。

勤務時間適正化、業務改善を進めるうえで必要な備品を整備すべきです。また、これまでも提案していますが、職員の健康管理のために、教員の適正な勤務時間管理が必要です。

以上を踏まえて2点伺います。


【質問】



2 教員の勤務時間可視化及び健康管理のために市独自で出退勤管理システムを導入すべきではないか。


「電話回線と印刷機の数は適切?~公立学校の職場環境について➁」
に続きます。

前回の記事
「987人も350人も同じく2台?~公立学校の職場環境について①~」
の続きです。


【質問】
教員が日常業務を行う上で、電話回線と印刷機の設置数は適切と考えているのか。


【答弁】
「電話回線」につきましては、主に授業終了後から夕方にかけて回線が混み合うことがあり、大規模な学校など、教員数が多い学校においては、順番待ちを余儀なくされる状況があると聞いております。そのため、学校現場においては、電話回線を増設することにより、校務改善に一定の効果が見込まれることは認識しております。 今後、教員数が多い学校への電話回線の増設などが可能であるか、検討してまいります。 

また、「印刷機の適正配置」についてですが、印刷機を含めた学校の備品につきましては、各学校の児童・生徒数による学級規模に基づき、配置台数などを定めた設備基準を、学校職員の意見を聞きながら策定しております。さらに、設備基準の数量に満たない備品の補充を含め、どの備品を購入するかにつきましては、学校ごとに、教員等で構成する予算委員会において、優先順位を検討し、予算編成を行っております。

今後も、学校現場のニーズを踏まえ、定期的に設備基準の見直しを図り、円滑な学校運営を支援してまいります。


【質問】

教員の勤務時間可視化及び健康管理のために市独自で出退勤管理システムを導入すべきではないか。


【答弁】
教員の勤務実態の把握については、県教育委員会からの通知により、教員の勤務実態を記録する記録簿を活用することにより行っています。教員は、この記録簿に日々記入し、管理職へ定期的に提出することとしています。管理職は、この記録簿をもとに、教員一人一人の勤務状況の把握に努め、超過勤務が多い教員には産業医への受診を勧めたり、また、業務を見直したりする際に、指標の一つとして記録簿を活用しています。

この記録簿は、出張や突発的な業務により記入ができない場合でも、後から個人で修正できるところや、業務内容を細かく記入できることはメリットです。しかし、入力は一つ一つが手入力であり、教員のデータを集約する仕組みも手作業であるため時間がかかることがデメリットです。

一方で、これまでも議員からご提案いただいたICカードなどの出退勤管理システムを導入した場合、データ入力の必要がなく、カードをかざすだけで記録ができるところは大きなメリットです。 しかし、出張や生徒指導のために、学校外に出る時などは、システムに反映できず、その後の修正入力が必要になることや細かな内容を反映させることが困難であるといったデメリットがあります。

そこで現在、この記録簿を、より活用しやすくするために、入力の省力化や、集約の自動化ができるよう改良を加えることで教員の負担軽減が図れるとともに、勤務時間が可視化できるよう取り組んでいるところです。 記録簿に代わる出退勤システムの導入については、今後、県教育委員会との調整を含め、 費用対効果も考慮しながら検討を行い、さらなる業務改善を進めてまいりたいと考えております。



【意見・要望】

設備基準より台数が少ない学校、耐用年数を超えるものが設置されている学校において、教員の業務に不都合が生じてないかについて言及されていませんでした。現場で不都合が生じていないかどうかについて事務局から確認してください。勤務時間を適正化するために、適切な設備をはじめ、職場環境を改善することは不可欠です。