


さて、本題ですが、これまで待機児童対策の有効な手法として議会でも幾度ととりあげられてきた幼稚園の認定こども園への移行について見解が明らかになりました。以下が本会議でのやりとりのメモです。
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【質問】
2017年6月定例会で公立幼稚園の認定こども園への移行に関する一般質問で
「本市においては、近年、保育ニーズの高まりにより、待機児童対策が急務となってきており、幼稚園にもその役割が求められています。一方で、幼稚園教育を望む保護者の割合も引き続き高い割合で推移しております。
このような状況を踏まえ、今後の市立幼稚園については、そのあり方を検討することにしており、現在作業を進めているところです。その中で、市内各地域の幼稚園保育ニーズを捉えた上で、幼児教育施設としてだけでなく、保育施設としての視点も考慮しながら検討する必要があると考えております。」と答弁しています 。
その後の検討状況及び、公立幼稚園の役割をどのように考えているのか?
【答弁】
このたびの6月議会において、公立幼稚園の今後の方向性を示した「西宮市立幼稚園のあり方Ⅱ」を報告する予定です。この中には、公私立幼稚園が共存することを基本に、それぞれの役割を一定明記しています。
3歳から5歳までの認定こども園化については、「あり方Ⅱ」において「地域の幼稚園・保育ニーズの状況を踏まえるとともに、3年保育を私立幼稚園が担ってきた経緯から、まずは民間の認定こども園の整備を前提とした検討を進める」こととしており、既存の私立幼稚園からの認定こども園への移行を促進することによって、整備を図っていきたいと考えております。
そのため、本市といたしましても、こども支援局において、昨年度は私立幼稚園を対象に認定こども園に関する研修会を行ったほか、今年度は、収支シミュレーションなど認定こども園の運営に関する相談会を実施するなど、移行支援策に取り組んでまいります。