渡辺けんじろう|西宮市議会議員|保育士経験を市政に|日本維新の会|(わたなべけんじろう)

学習塾講師など民間企業勤務や保育士を経て西宮市議会議員2期目です。

西宮市へ提言

総務常任委員会で年間施策研究テーマ「財源確保の手法について」「シティプロモーションについて」の提言を市に提出しました。
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まもなくHPに掲載されると思いますが、過去分も掲載されています。興味がありましたらご覧ください。

各委員の施策研究テーマ(西宮市議会HP)



以下が私の提言です。


財源確保の手法について



1 業務をマニュアル化できるということは、マニュアルがあれば誰でもその業務を実施できるということである。業務のノウハウ保持という観点を踏まえて、本市においても市民総合窓口業務の民間委託導入に向けた検討すべきである。



2 第二庁舎完成後、江上庁舎、保健所跡地の売却が予定されている。
一方で、

市営住宅の建替

・県西宮庁舎と税務署の施設更新

とタイミングが合えば、跡地との土地交換などにより、資産価値の上昇や効率的な施設再編が可能である。一方、跡地が集合住宅になれば、保育所等、育成センターの待機児童発生が想定される。売却だけでなく、長期の貸付、定期借地といった活用に加えて、このような課題に対応するための事業提案型公募など、国や県と連携して、長期的な視点で財政的負担が少ない跡地の活用方法を検討すべきである。



3 市立中央病院と県立西宮病院の統合方針次第では、現在の県立西宮病院跡の活用が課題となる。
本庁舎周辺整備構想検討事業においては、

・市の施設である教育文化センター内の中央図書館、郷土資料館

に加えて、県や国と連携して、

・税務署
・県西宮本庁舎

も更新するタイミング次第で、病院跡地を含む現在の本庁舎周辺へ集約することも検討すべきである。
周辺整備においては、

・長期的な視点で財政的負担の削減

・市民の利便性向上

という観点を考慮すべきである。



4 エレベーターのドア広告、窓口へのモニター設置などの広告事業や、他市で効果がでているSIBの事業に取り組むべきである。



5 公共施設マネジメントの観点から、甲子園球場南側の市有地や旧西部工場跡地などの未利活用地に関して、サウンディング調査を実施するなどして、活用方法を早期に決定すべきである。



6 限られた財源の中で公共施設の更新、整備を実施する前提として、

・公共施設毎に更新・整備する必要性、妥当性を検証すること

・学校、市政住宅、市民集会施設、体育館、庁舎を含めたすべての公共施設における施設整備の優先順位を明確化すること

・それにともなう長期的な視点での財政計画を作成すること

上記の3点を実施すべきである。



7 財源確保の前提として、公有財産を正確に把握することが不可欠である。例えば、旧西部工場の推定価格は平成28年度の公有財産明細書で約7億1173万円となっているが、現状では用途を見いだせておらず、解体が不可欠である。このような実際の資産価値と大きく異なる、このような公有財産に関して、減価償却の反映や帳簿価格を見直すことにより、正確な資産状況を把握すべきである。




ティープロモーションについて



1 市外からの人口増を目的としたプロモーションをするのであれば、保育所等、育成センターの待機児童対策や小中学校の教室不足解消を前提とすべきである。



2 保育所等、育成センターの待機児童数や学校の教室不足など、定住しようとする人が必要とする情報を広報すべきである。



3 「子育てするなら西宮」という抽象的なキャッチフレーズより、「大阪や神戸から〇分」と打ち出す方が関西圏以外からの転入増につながることが想定される。効果のあるキャッチフレーズにすべきである。



4 流山市は「母になるなら、流山市。」のキャッチフレーズを連想させる親子の画像をHPのトップ画像として使っており、生活をイメージしやすい。西宮コモンズも同様に、コンセプトを明確に伝えることができる画像やデザインに変更すべきである。



5 プロモーションサイトの記者選定を市民から公募するなど、全ての西宮市民がシティープロモーションに参画できる機会を提供すべきである。



6 サイト運営というアウトプットで終わるのでなく、明確なアウトカムを設定すべきである。