
8日、西宮市の成人式「二十歳を祝うつどい」が鳴尾浜にある兵庫県立総合体育館で開催されました。新成人の皆様おめでとうございます。
昨年8月31日現在で、対象となる新成人は男性2,540人、女性2,444人です。主催は市と教育委員会ですが、12人の新成人が実行委員として参画しています。
西宮市は式典が1時間、その後の会場開放が1時間というタイムテーブルですが、他市はどうなんでしょうか?
写真は開会宣言を行うみやたんです。さて、本題です。
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の続きです。
「第5次西宮市総合計画について」
今回の答弁のポイントは2つあったかと思います。
1つ目が798億円「すべて使い切るという意味のものではない」ということです。798億円ありきでなく、事業の精査及び優先順位を明確化することに加えて、既存事業をいつまで続けるのか、始めた時代と比べてニーズが低くなっている事業もありますので、やめる事業についても検討してください。やめることなく、新しいことを増やすだけでは、財源がいくらあっても足りません。
2つ目が「阪神淡路大震災後に基金残高が最大で124億円減少しており、このことなどを踏まえ、基金残高の確保を念頭に、堅実な財政運営に努めて」きたことです。
これまで基金の適正額について明確な答弁はありませんでした。減少した額すべてが震災復興の費用とはかぎりませんが、過去の事例を踏まえて災害が発生した際にこれくらいの財源は必要だという認識をお持ちのようですので、「毎年の財政運営の中で、基金残高の確保を意識しながら」、6次総開始時、またそれ以降も基金残高を確保し、安定的な財政運営ができるように努めてください。
基金残高について、増えている分を市民サービスに使うべきという意見もあります。
また、全国の自治体が積み上げた昨年度の基金総額が約21兆5000億円で10年前と比べて7兆9000億円増加していることから、財務省は地方交付税の配分を抑制すべきと主張しています。財務省の主張に対して、いやいや、基金は単なる余ったお金ではない。例えば、西宮では震災以降、約124億円減少している。今後想定される南海トラフ巨大地震への対策やそれ以外にも市民の安全・安心のために、こういうことにこれだけ必要となる、だから総額でこれだけの基金残高が必要だということを財務省に対してだけでなく、市民に対しても説明する責任があると思います。今後、その責任を果たしてください。よろしくお願いします。