現在、国道2号に面している消防署ですが、築51年を経過し、雨漏りをはじめとする老朽化や狭あい化に加えて、耐震性能にも課題があります。以前、視察した時の画像です。階段がゆがんでいる、出動の際の着替えスペースが狭い、地下はひと昔前を連想させる状態でした。


来年度に基本設計を予算化して、平成33年度末から供用開始のスケジュールで、総事業費は約28億円となっています。他に設備面の概要について報告がありました。

もともとはアサヒビール跡地で移設建替の計画でしたが、アサヒビール跡地の県市統合病院用地以外の用途で土地を購入しなかったため、現消防署の東にある市営住宅跡地に建替える計画となりました。ちなみに跡地の敷地は病院以外は全て民間で用途が決まっています。
委員会では現消防署の跡地をどう活用するかについて多く意見が出ました。

消防局としては約50年後に再度建替時期が来た際の代替地として確保しておきたいようですが、50年もどうやって市の土地として使うのか?売却すべきでは?といった意見がでました。活用するとしても消防署の横なので、有事の際はサイレンがなります。京都の下賀茂神社内に定期借地のマンションが建設されますが、定期借地のマンションってニーズあるの?など私の考える限りこれといった使途が思いつきません。
公園にすると維持費がかかりますので、高齢化による医療費増といった財政悪化要因があることから、財源確保につながる活用方法が必要だと思います。民間事業者が利用プランを作成するサウンディング調査が適してるのではないかと思いますので、まずは確認したいと思います。