渡辺けんじろう|西宮市議会議員|保育士経験を市政に|日本維新の会|(わたなべけんじろう)

学習塾講師など民間企業勤務や保育士を経て西宮市議会議員2期目です。

育成センターにおける施設整備のあり方

法律改正によって、これまで3年生までの利用だった育成センターの利用が高学年までになり、西宮市では4年生の通年利用を現在4ヵ所でモデル実施しています。今後、4年生の通年利用を全センターで行うためには整備計画が必要だと一般質問で取り上げた結果、「今年度中の完成を目指して策定作業を進めているところであります。策定後は計画に沿った整備事業を推進」するという答弁がありました。それを踏まえて、「留守家庭児童育成センターにおける施設整備のあり方について」の報告がありました。

過去5年間の育成センターの利用申し込み者数を踏まえて、今後、各センターでどの程度の待機児童発生が予測されるかと、それに基づいたセンター数の将来推計や施設整備方針及び整備の方向性といったことが示されています。

利用数ですが、
 平成24年 2,535/13,849人 申し込み率18.3%
→平成28年 3,126/13,837人 申し込み率22.9%と変化しています。
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平成28年3月に保育所を卒園した市内の児童数は1,163人、認定こども園を2号認定、3号認定で卒園した児童数は22人、計1,185人です。平成28年4月利用で育成センターの利用を申し込んだ1年生の人数は1,184人でした。数字上、保育所を卒園した児童が育成センターの利用を希望していることになります。保育所同様、今後も更なる利用ニーズ増が見込まれることがデーター上でも明らかになりました。 

施設整備ですが、
原則は学校内。
学校内で対応できない場合は学校外で。
その他の手法として、小学校の建替えや大規模改修に合わせた整備。民設民営の手法も検討。

→すでに宝塚市などで実施されており、いくつかの課題はありますが、保育所と同様、公設だけでは施設増に対応できないのではないかと考えています。なお、既存のセンターは公設ですが、指定管理者により運営されています。

整備する際の優先度は
1 待機児童の解消
2 高学年の受け入れ
3 施設の老朽化対策
4 基準条例に則った整備
5 男女別トイレの整備
となっており、現在の利用対象である1~3年生で保育を必要とする家庭への支援を優先するとしています。 

これらを踏まえて、質疑を行いました。

<続く・・・>