〇池袋本町プレーパークの企画・運営
〇無料学習支援4か所
⇒自ら教材を用意できる家庭は東京都の塾支援を勧めている。毎回20人くらいの子供が参加するが、大学生や地域のボランティアによってほぼマンツーマンで指導ができる。保護者とは懇親会、LINE、子ども食堂を通じてコミュニケーションを取っている。子供達が大学生のボランティアと接することがきっかけとなり、勉強に関心を持つようになっている。まずは来ることが楽しいと思わせることを意識している。
〇子ども食堂4カ所
⇒地域と子供がつながる場、孤立しがちな家庭が地域とつながる場など地域の交流拠点となっている。
〇夜の児童館の運営
⇒子ども食堂、無料学習支援で横のつながりがあり、学習支援が必要な子供にこども食堂の場を提供するなど、それぞれの事業を結びつけている。また、地域で自発的に取り組んでいる人ばかりで、そういう人材を活用している。ある母子家庭の中学3年生は夏休みから都立高校進学あきらめていたが、声をかけたことがきっかけとなり、小数点など基礎的な内容から勉強を教え、食事の提供も行い、都立高校に合格した。また、母子家庭で小学2年生から不登校だった子供が子ども食堂に来たことがきっかけとなり、中学生になってから学校へ行くようになった。
数年前まで地域に貧困世帯がいることを住民も教育委員会も認識していなかった。行政には行政が持つ情報の提供や幅広い広報を求めている。


西宮市への提言
〇支援が必要な子供に必要な支援が届くように、子ども食堂や学習支援などの取組を行っている団体に対して、情報提供や必要な広報などの支援を行うこと。
〇市内にある各団体が横のつながりを持てるように、情報交換できる機会を市が設置すること。