前回の続き
です。
質問①
4年生の全市受入れ早期実現に向けた整備計画を今年度中に策定すべきではないか。
答弁
高学年の利用ニーズ把握などのため、平成27年1月に市内全育成センターの利用児童の保護者を対象にアンケートを実施し、その結果、高学年利用については、約88%が必要であるとの高いニーズ結果が出ました。これを受けて、市としては、まずは4年生の受入れを検討しているところです。受入れにあたっては、定員や児童1人あたりの面積に余裕があるか、男女別トイレが整備されているか、あるいは整備できるか、といったことを勘案しながら、育成センターごとに総合的に判断しております。市内全般において、4年生受入に関するニーズは十分あるものと推察されますが、市の現状としては、小学3年生までの受入れ児童だけで、すでに定員を超え弾力運用している育成センターが多くあり、中には待機児童が発生している育成センターもございます。
このような状況から、4年生の受入れにつきましては、すぐに市内の全育成センターに拡充することが困難な状況にあります。この問題のほか、待機児童の解消や子ども・子育て支援新制度基準への適合など育成センターが抱える種々の課題を解決するため、現在、市においては、小学校区ごとの保育所の入所需要や、育成センターごとの過去3か年の平均申込率、利用児童数の推移など、参考となるデータの検証等を行いながら、現在、本市における全育成センターの今後の整備計画について、今年度中の完成を目指して策定作業を進めているところであります。策定後は計画に沿った整備事業を推進し、待機児童解消や4年生受入れなどに努めてまいります。
質問②
4年生の通年受入れだけでなく、それ以降、5,6年生の受入れを考えると、人員確保が更に難しくなることが想定されるが、保育士の確保と同様、指導員の確保を市として考える必要があるのではないか。
答弁
育成センターの指導員につきましては、その勤務形態が、「学校があるときは、放課後から夕方まで」「夏休みなどの長期休業中は朝から夕方まで」といった不規則なものとなるため、指定管理者が指導員の確保に苦慮している現状を市としても、十分認識しております。指導員確保については、第一義的には指定管理者が行うものではありますが、本市といたしましても、他市の指導員確保方策なども研究しながら指定管理者の指導員確保について支援し、安定した育成センター運営の継続に努めてまいります。