です。
【質問】
①市役所来庁者の利便性向上のために、全体の料金体系を見直すことで、駐車場料金を1時間まで無料にすべきではないでしょうか。
【答弁】
市役所前公共駐車場は、来庁者をはじめ、市役所以外の周辺施設の利用者にもお使いいただいている駐車場であります。議員ご指摘のように多くの自治体では、来庁者には1時間まで無料としていますが、本市では、車で来庁される方の利便性を図るという観点と、一方で公共交通機関により来庁される方は交通費を負担されていることなどを総合的に判断し、平成9年の設置時から執務時間内は最初の30分までを無料扱いとしております。無料時間の延長と料金体系を見直すべきとのご質問についてです。料金体系を変更する場合には、次の点を考慮しなければなりません。
第一に、例えば来庁者に限り1時間無料扱いにするためには、どのような手続きで行い、どれだけの費用が必要となるかなどを検討しなければなりません。
第二に、立体駐車場は適切な維持管理に相当の費用が係ることや、本市の他の施設の駐車料金とのバランスを考慮する必要があります。
第三に、現事業者とは、これまでの料金体系を踏襲することを基本条件に賃料を決定していることから、駐車場収入の変動による契約条件への影響を見極める必要があります。
このようなことから、駐車場事業者をはじめ関係者とも協議をしながら、検討してまいります。
【質問】
②甲子園球場で高校野球が開催されている日に市役所を利用した市民の方から、低層階に他県ナンバーの車が多く駐車しており、出入庫の際に時間がかかったという声をいただきました。その日の午後、駐車場の2階を調査したところ、駐車数全43台のうち、県内ナンバー5台、関西ナンバーが6台、それ以外が32台でした。
上半期4~9月の平日に1,000円の上限額で出庫した台数は月平均1994台に対して、7月2,130台、8月2,778台です。
資料をご覧ください。

今年8月の在車状況ですが、高校野球開催日の主に9時~17時台に駐車台数が多くなっています。ここに駐車して、電車で甲子園球場に行く人が多いことが推測できます。
甲子園球場における高校野球の開催時期、盆、平日に十日えびすが開催される場合、駐車場の利用増が見込まれます。その際、長時間駐車している車のせいで、市役所利用者が入出庫時に待たされることが想定されるが、どのように対応しますか。
【答弁】
甲子園球場での高校野球開催時や十日えびすなどで駐車場利用者が非常に多くなり、入庫待ちが発生する場合の対応です。このような場合には、事業者が発券機の前や入庫待ちの車の列に係員を配置して整理・誘導を行っており、その際、来庁者の利便性を図るため来庁者以外に多いと思われる長時間利用者には上層階の利用を促しております。しかしながら、いまだ来庁者の不便解消には至っておりませんので、現在、長時間利用への対応について、駐車場事業者等と協議を進めているところです。