渡辺けんじろう|西宮市議会議員|保育士経験を市政に|日本維新の会|(わたなべけんじろう)

学習塾講師など民間企業勤務や保育士を経て西宮市議会議員2期目です。

地方版総合戦略について

【Q】
昨年度「まち・ひと・しごと創生法」が制定され、国の長期ビジョン、総合戦略にもとづき、全国の各自治体で「人口ビジョン」とそれを踏まえた、今後5か年間の基本的方向や目標をまとめた「地方版総合戦略」の策定がすすめられています。本市においても有識者会議が設置され、庁内でも策定に向けての取り組みが進められていると聞いております。



地方総合戦略の期間は2015年から2019年までの5か年ですが、一方で本市には2018年までのまちづくりの方針を定めている第4次総合計画があります。計画期間の大部分は重なりますが、安定した雇用、新しい人のながれ、若い世代の定住、時代にあった地域づくりを目標とする総合戦略と総合計画では性質が違うものであると考えています。
 
ここでお尋ねいたします。総合戦略において、各政策分野に盛り込む具体的な施策の進捗を客観的に検証するために、KPI(重要業績評価指標)を設定することが必要となります。第4次総合計画の数値目標とは異なり、西宮市の多様な分野における強みや特徴をふまえ、住みたいまち、住み続けたいまちとして、支持されるまちづくりをするためには、市民が共感できる「西宮の目指す姿」が明確化されたKPIを設定することが必要であると考えます。市の見解をお聞かせください。


【A】
 まち・ひと・しごと創生法に基づく総合戦略は人口減少社会に対応した目標を打ち出して策定するものです。  
 
重要業績評価指標(KPI)とは、Key Performance Indicator の略称であり、施策ごとの進捗状況を検証するために設定する指標のことをいいます。 この重要業績評価指標は、原則として当該施策のアウトカムに関する指標を設定するものとされています。

他市の事例においては「企業誘致件数」や「年間観光客入込人数」、「市への転入者数」、「カップル成立件数」、「安心して子供を産み育てられると感じている市民の割合」、「保育需要に対応する受入定員の増加数」などが設定されています。 このように産業や雇用、都市の魅力、子育て支援、地域特性に応じたまちづくり、といった総合戦略の趣旨に沿った分野において、基本的には新たな指標を適切に設定していきたいと考えております。