7年間赤字基調が続く西宮市の財政。市長就任後7回の決算で、実質単年度収支が5回赤字、残り2回も臨時的な収入や交付税等が増えた特殊要因による黒字という厳しい財政状況下、市民サービスの削減を進めている現状においても、何期市長を務めても4年毎に約2489万円支給される市長退職金を受け取るのか。これまで回答がなかったため改めて確認しました。
(今回の一般質問の自分的な目玉は、「市立中学校等における生成AIの利活用」なのでサムネイル画像は生成AIで作成しています。〇〇ゴン〇ール風…)
【Q1】
今定例会の議案に「市長の退職手当の特例に関する条例制定の件」がないということは、何期市長を務めても4年毎に約2489万円支給される市長退職金を、今任期は満額受け取るという理解で間違いないか。
【A1】
今何らかの追加での対応は考えていない。
※3月議会で議案を出すことは予算との関係で技術的に難しいので満額受け取るということになります。
【Q2】
1期目は市役所改革の導火線として退職金を辞退されたが、財政構造改善の取組で職員数を減らす、市民サービスを削るといった真っただ中、1期目同様に退職金を辞退する、もしくは減額するということを検討したか。
【A2】
思いをめぐらせたことはあったが、退職手当については何らかの追加の対応をするには至っていない。一方で、市長、副市長、教育長も含めて報酬の削減を続けている。そうしたかたちでの姿勢の示し方はしている。
【Q3】
西宮市長に就任して約8年間の実績及び成果をどのように考えているのか。
【A3】
初日に述べたが、様々な難題等あった。全てが100点満点と言うつもりはさらさらないが、おおむねしかるべき方向に導いてきたと考えている。
※初日の挨拶
「今日まで愛する文教住宅都市西宮市を更に前へとの思いで全力で職務に向き合ってまいりました。そして、本年は市政施行100周年でもあり、4月の記念式典をはじめ様々な事業が挙行されましたが、ここで思いますのは、これまでの先人の労苦に思いをはせることと共に、次なる100年に向けて確かな歩みを前に進めるための重要な締めであるということであります。
この2期8年は市政の信頼回復、コロナ禍への対応、財政構造改善の取組など、とても難しい舵取りが求められる中でありましたが、OPEN西宮の理念のもと、市民との対話を軸に据え、未来への投資や子育て支援の拡充など一定の成果が得られたものと考えており、今日までの歩みはおおむねしかるべき方向性に導いてこられたものと自負しております。
これまでに私が積み重ねてきた様々なひたむきに歩んだこの経験を次なる100年の西宮市政に存分に生かし、これからも憩いと安住の地であり続ける西宮市の歩みをもっと前に進めていくために、来春以降も引き続き私がその先頭に立ち続ける。その思いで3期目に向けて挑戦する決意を固めたところでございます。
市民の皆様、そして、本会議場にいらっしゃる議員の皆様におかれましては、引き続きのご指導を心よりお願いを申し上げるところでございます。」
【意見】
「財政構造改善を進めた」みたいにおっしゃった。その原因となった7年連続の実質赤字状態は石井市長に(責任)があるが、そのことに触れなかったことは残念だった。良いことしか言わなかったという印象であった。
自己評価について、西宮市のHPに市長のページがあるが、公約の進捗は令和6年4月の更新で止まっている。最低でも1年に一度は更新すべきで、これだけ更新されていないと市長がどれだけ公約の達成度に関心があるのかと疑問を感じる。
また、「〇△→」で評価しているが、例えば、「公立幼稚園と保育所のあり方について幼保の枠を超えて総合的に検討を進め、持続可能な幼児教育・保育の体制をつくります」の項目では、北部地域の公立幼稚園をなくした際に私立の施設でどうやって受け皿を整えるか示されていない中で、「〇=達成又は計画的に進行中」としているのはすごく違和感がある。自己評価としては甘いのではないか。
【Q4】
市長、副市長、局長も報酬・月の給料を減額している。市長は選挙で選ばれた公職であるが、職員を巻き込んで給料を減額していることを政治姿勢というのは違和感がある。
市長就任後7回の決算で、実質単年度収支が5回赤字、残り2回も臨時的な収入や交付税等が増えた特殊要因による黒字という厳しい財政状況で、市民サービスの削減も進めている現状においても、何期市長を務めても4年毎に約2489万円支給される市長退職金を満額受け取る。これが政治家としての石井さんの政治姿勢であるという理解で良いか。
【A4】
4年前のときの退職手当について、私も8年間の選挙であのように書き、1期目は退職手当不支給という議決をすんなりでなくいただいた。その際、最終的に議員の中から、その時々の首長の判断によって貰う貰わないというたぐいのものではないであろうという話があった。
同時に、退職手当の計算式を副市長や教育長も報酬審議会において見直そうという制度的なことをした。そのうえで、1期目では前市長の際、ちょうど私が市長になる前に退職手当について議会でも議論されたということもあって、私もこの立場になる前で状況を熟知していないこともあったので、ああいうことにした。
制度の中でやっているので、今期は条例に沿って対応すると今は考えている。私が一期目の退職金を不支給にすることを導火線にしたいと思ってそういう気持ちで乗り込んで実際にしたが、一方で大きな組織であるから、私の思いだけで全てが動くわけでもない中、私だけでなく、同じく責任を共有する特別職、局長の皆さんはお申し出をいただいたので、同様の経営者層としてそういった姿勢を全体で示させていただいた。
直接的な答えに関しては、次以降に関しては次以降になられた方の判断というのはあるのであろう。
【意見】
報酬審議会で退職金の計算式が見直されたのは事実だが、月の報酬も報酬審議会で決まっている。報酬に関しては審議会が決めた以上に削減するが、退職金は審議会がいったからその通りにするというのは違和感がある。
政治家としての石井さん政治姿勢が良くわかったので、広く市民に伝わるように取り組んでいきたい。
