渡辺けんじろう|西宮市議会議員|保育士経験を市政に|日本維新の会|(わたなべけんじろう)

学習塾講師など民間企業勤務や保育士を経て西宮市議会議員2期目です。

市は忖度なく観光協会のあり方を見直すことができるのか?

先日11回目の大阪・関西万博へ。最後にオープンしたネパール館です。画像はありませんが、フードコートの雑多な感じがアジアぽくて良かったです。




の続きです。観光協会について最終回です。

「限られた財源や人材を効果的に活用するということは大変重要」
「どの分野に注力すべきかということも含めて、今年度検討したい」
とのことですが、果たしてどのような結論になるでしょうか。

観光協会の理事には、西宮においては多くの方が聞いたことがある肩書を持つ方が名前を連ねています。市が忖度なく協会のあり方を見直すことができるのかしっかりと注視していきます。

それでは再質問の続きです。
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【Q】
平成30年3月14日の予算特別委員会、民生分科会で観光協会について、特に専門職によります効果的なプロモーションとか、そういった部分での観光協会の必要性を感じているとのことだったのが、先ほどの答弁では、「専門の事業者の協力を得ながら」というものだった。専門職による効果的なプロモーションは今できていると考えているのか。

【A】
観光協会の事務局の職員に、そういうことに長けた職員がいるので、議員から見たら不十分なところがあるかもしれないが、できていると考えている。


【Q】
発信できているのに専門事業者の協力を得ながらというのは、矛盾しているように思うが、それであれば、そういうのに長けた民間事業者に委託したほうが、より効果的な発信ができるのではないか。

【A】
先ほど、事業についてのプロモーションができているというふうに申したが、事業については、できていると思うが、情報発信については不十分だと思う。

今年度観光施策については振り返りや、事業内容の中身などの精査をしたいというふうに考えているが、その中で、例えば情報発信について、事務局体制が人数少ないとかという課題がある中で、どのように有効にできるのかということも検討していきたいと考えている。

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続いて、まちあるき事業や英語版サイトの必要性の根拠に大阪・関西万博をしているので、西宮市が万博をどのように捉えているか確認するために質問しました。
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テーマが変わって、予算が削除された件について
答弁からは、市制施行100年にして初めて、西宮市の予算が否決された。その一因がこの観光協会、観光事業であるにもかかわらず、何かそういったことを顧みる姿勢というのが答弁から全く感じられなかったので確認するが、

〇まちあるき事業は今回、「市内をパビリオンに見立てて」
〇3月の予算特別委員会では、外国版サイトの必要性について、
「西宮の魅力を発信するに際して非常に今後、大阪・関西万博であったりとか、神戸空港の国際化などもありますので、そういったことで、訪日外国人の方は増えていく状況にはあるというところがございます。ですので、外国語での発信というものが必要でないか」
と令和7年度の予算審議の際、予算特別委員会では答弁している。

西宮市は万博に合わせて兵庫県内ではフィールドパビリオンを展開しており、それに登録している。

万博会場内のジャパンマルシェに西宮の企業のコーナーもある。先日は「灘五郷酒まつり」には西宮市の酒蔵が出店して、万博で開催されており西宮市の会社も出店していた。


【Q】
予算の根拠に万博を協会はしていたが、仮に英語版のサイトの予算がなくなったとしても、そういった西宮市に関連する発信は観光協会であれば当然、ホームページじゃなくても、SNSで発信するとか、そういったことを本来すべきであるが、協会はホームページや協会のアカウントを使って万博について何か発信しているのか。
【A】
確認していない。

 

 私が見た限り、そういった発信は一切なかった。そのことからも観光協会って観光戦略として、万博を重視していないということは明らかで、むしろ万博にかこつけて、英語版のサイトをつくりたかっただけ、まちあるき事業を続けたかっただけということを改めて実感した。

 

【Q】
そもそも観光協会はアウトカム指標とか、KPIとか、何かそういったものを設定しているのか。
【A】
外部に出すような形での目標設定というのはできていないと思う。



【Q】
改めて観光協会が、市の観光事業を担うことも、財政構造改善化に税金で運営されること自体が、不適切であるということは強く強く実感している。これだけしても協会が必要という認識は変わりないか。
【A】
答弁でも述べたが、観光協会との連携により、効果的な観光施策が実現できると考えているので、必要と考えている。

【Q】
これだけしても協会が必要というのであれば最低限、取りあえず情報発信だけをしっかりしてほしい。発信するだけでなく、しっかりと届くような仕組みをつくる。

そうなったときに今の人員体制で、観光協会はいろんな補助事業をやっているが、この補助事業、運営にも直接関わっているので、そこに職員の手間が取られているというのもあるが、補助事業に関してもゼロベースでしっかり見直して、情報発信に専念できる体制にするというのが観光協会を存続させるためには必要最低限だと思う。これについての見解は。

【A】

現在市では財政構造の改善に取り組んでいる。観光協会においても、限られた財源や人材を効果的に活用するということは大変重要。どの分野に注力すべきかということも含めて、今年度検討したいと考えている。