渡辺けんじろう|西宮市議会議員|保育士経験を市政に|日本維新の会|(わたなべけんじろう)

学習塾講師など民間企業勤務や保育士を経て西宮市議会議員2期目です。

残り9カ月。どうなる?市長選挙の目玉公約~18歳までの乳幼児等・こども医療費助成制度完全無償化

このブログを読んでいる方であればご存じと思いますが、前回の市長選挙の際、3人の候補者全員が公約に掲げた18歳までの乳幼児等・こども医療費助成制度完全無償化。

未だに実現されていないので、応援の意味も込めて市長の実現にかける思いを確認しました。

以下は当日のメモです。正式な発言は後日作成される会議録をご確認ください。

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3月定例会代表質問では、「さまざまな取組を含めた財政運営の中で、引き続き財政状況の改善を努めるとともに、子ども医療費の無償化の施策、さらに前進・実現に向けて、令和7年度中に今後とも取組を進めてまいります。」
と市長は答弁しました。

・事業の性質上、恒久的な財源確保が必要となるため補正予算でなく本予算編成の際に組み込む
・一般的に市長任期の変わり目となる来年度当初予算は骨格予算として大幅な新規事業は次の市長に委ねられる
べきものであり、そのため、補正予算で実現させると、仮に市長が変わった場合、次の市長の政策に影響を及ぼすことにもなりかねません。しかしながら、市長のこの事業にかける思いを改めて確認したく取り上げることにしました。


過去の会議録によると、完全無償化に必要な財源は
・小学生までの場合、約4億円
・中学生までの場合、約5億円
・18歳・高校生までの場合、約7億円
です。

市長が予算編成と執行に完全に責任を果たすことができるのは令和7年度の本予算ということはこれまで何度も指摘してきました。しかし、今年度は必要な財源の約0.5%約400万円=18歳までの子供の入院医療費を無償化=しか確保できませんでした。令和6年度決算は、財政構造改善ではなく、好景気等の影響で財政状況の短期的な改善はあるかもしれませんが、完全無償化のためには恒久的な財源が必要です。

【Q】
①完全無償化は補正予算ではなく、新年度予算に組み込むべき性質のもの考えるが、見解は。

②仮に今年度補正予算で拡充する場合、令和8年度以降も継続的に財源を確保できるという担保(?)をどのように考えるのか。


【A】
①本来、本予算編成の際に組み込むべき性質のものと考えるが見解は、とのご質問についてですが、議員ご質問のとおり、こども医療費無償化を行う場合は、当初予算に計上することが望ましいと考えております。

一方、こども医療費無償化については、子育て支援策として大きな期待が寄せられていることから、これまでも早期実現に向け段階的に進めてきたため、財政状況を踏まえながら年度途中であっても速やかに予算を計上したいと考えております。

②令和7年度以降も継続的に予算を確保できるという担保をどのようにはかるのか、とのご質問についてですが、
令和4年度決算において、実質単年度収支が大幅な赤字であったことを受け、昨年度より全庁を挙げて財政構造改善に取り組んでいる中、今年度中にこども医療費無償化を提案させていただく場合は、来年度以降も適切な収支を保てる見込みをもって提案すべきと考えております。引き続きこども医療費無償化の実現に向け、財政構造改善の取組をはじめとした財政状況の改善に全力で努めてまいります。
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選挙公約である完全無償化を何が何でもやりとげるんだという熱い思いをあまり感じないので、この後、再質問で無償化を絶対やりとげるんだという強い気持があるかどうかを確認しましたが、心に響く答弁はありませんでした…