渡辺けんじろう|西宮市議会議員|保育士経験を市政に|日本維新の会|(わたなべけんじろう)

学習塾講師など民間企業勤務や保育士を経て西宮市議会議員2期目です。

学びの多様化学校設置に向けて検討がはじまりました

たこ焼きが見えないネギマヨたこ焼き。阪神西宮駅近くです。


学びの多様化学校とは不登校児童生徒の実態に配慮しながら特別の教育課程を編成して教育を実施する学校です。以前は不登校特例校と言われていました。西宮市でも検討を進めることになり、現時点での市の見解を確認しました。合わせてフリースクールを利用する児童・生徒への支援についての見解も確認しました。

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不登校児童の増加を受け、学びの多様化学校設置に向けた検討を進めるとあります。「すべての子供たちが安心して学べる学校づくりのモデルとなる」ことを目標としています。


【Q1】
どのような成果を想定しているのか。


【A1】
学びの多様化学校は、文部科学大臣が法令に基づいて学校を指定し、不登校児童生徒の実態に配慮した特別な教育課程を編成して教育を実施することができる学校です。
学校設置により想定される成果についてですが、学びの多様化学校の設置については、不登校対策全体の課題を検討する中で、その設置も含めて教育委員会において研究を進めているところです。学校の設置は、不登校児童生徒の個々の状況に応じた多様な学びの選択肢の一つとなり得るとともに、そこでの成果を他の学校に還元することが期待でき、すべての学校にとって意味のある設置になると考えております。


【Q2】
設置形態には、
〇廃校など学校設備をそのまま活用する「学校型」
〇一般の小・中学校を母体とする本校をもち、一部の学級のみを学びの多様化学校として指定する「分教室型」
〇母体となる本校と分離して設置される「分校型」
〇高等学校等において一部のコースを学びの多様化学校のコースとして指定する「コース指定型」
があります。

いずれのタイプを想定しているのか。


【A2】
学校の設置形態についてですが、具体的な形態についてはいくつかございますが、すべての可能性を排除せず、様々な側面から検討しております。


【Q3】
学びの多様化学校は、「教育課程の基準によらずに特別の教育課程を編成して教育を実施する」とされています。学校コンセプトに関しては自治体内での検討内容や校長の判断、地域性や当該児童の実態等によって教育課程が大きく変わることが想定されます。

どのように平等性を担保するのか。


【A3】
教育課程については、教育委員会の原案を文部科学省に申請し、一年をかけて調整していくことになります。開設以降は、校長と教育委員会が、文部科学省にも助言を求めながら、よりよい教育課程を編成してまいります。



【Q4】
すべての子供たちを対象とするのならば、フリースクールを選択する児童・生徒への支援も並行して実施するべきだが見解は。


【A4】

教育委員会は、令和6年度にフリースクール等民間施設に通う児童生徒が約80人いると把握しております。そのため、フリースクール等民間施設の方々と不登校児童生徒の支援について情報交換会を定期的に開催しております。

この度、兵庫県フリースクール等民間施設に通う児童生徒にかかる経済的支援を計画していることを踏まえ、市としましても、今後、その経済的な支援も含めて検討すべき課題であると認識しております。