渡辺けんじろう|西宮市議会議員|保育士経験を市政に|日本維新の会|(わたなべけんじろう)

学習塾講師など民間企業勤務や保育士を経て西宮市議会議員2期目です。

公立にはまだまだ及ばないあゆみ保育(支援や配慮が必要なこどものための加配保育)ための人件費補助

今年はいつもと違う時期に開催された
「西宮酒蔵ルネサンス 春の酒と食の宴」


変わった日本酒を堪能することができました!



今回はシリーズとなりつつあるあゆみ保育、いわゆる支援や配慮が必要なこどものための保育についてです。

watanabekenjiro.hateblo.jp


公私問わずニーズが増え続けていることから、同じ役割でありながら公立と私立で人件費の額が違うことについて、公立園の再編によって生み出された経営資源を投じて是正すべきという趣旨の質問です。


それでは本題。正式な発言は後日作成される会議録にてご確認ください。
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【Q】
西宮市幼児教育・保育のあり方について
特別支援教育・保育補助事業の拡充により、支援や配慮が必要な子供たちの受入体制についても整備を進め」とあります。

あゆみ保育に関して、資料をご覧ください。


公立と私立の保育所等で担当する職員の人権費比較において、大きな差があることはかつて指摘しました。来年度から、公立園の再編によって生み出された経営資源が活用されることにより、職員一人につき月22万円だった私立保育所等への補助金が月2万円増額されて月24万円、年額では262万円から288万円となりますが、公立との比較では大きな差があります。

一方、私立幼稚園等に新設される制度では職員1人につき月12万円、県の補助と併用すると、年間222.5万円(144+県の年78.5万円)となります。市の財源の比較では、保育所等、幼稚園等で2:1です。職員の勤務時間である保育所8時間、幼稚園4時間とするのではなく、職員が子供に関わる時間、つまり、子どもの利用時間である保育標準時間の11時間と幼稚園教育要領で標準の利用時間とされている4時間と補助額も同じ比率、11:4にすべきです。あわせて、公立との差を引き続き少なくすべきと考えるが見解は。


【A】
あゆみ保育についての人件費補助金の算定根拠として、議員ご指摘の各施設の児童が利用する時間を基準とすることも考えられますが、市といたしましては、雇用状況が様々であることなどを踏まえ、実際に要した人件費のうち、保育士の一般的な労働時間から算出した補助金額を上限として支出することとしております。

また、近年の増加傾向にある人件費に対応するため、事業主の負担が大きくなっていることは課題であると認識しており、西宮市特別支援教育・保育補助金だけでなく、総合的に検討していく必要があると考えております。

今後も現場の意見を伺いながら、支援や配慮が必要な子供たちの受入体制について整備を進めてまいります。