阪神水道企業団議会～西宮市での不祥事再発防止策に取り組んだ経験が役立つとは…～ : 渡辺けんじろう西宮市議会議員

先週、阪神水道企業団議員の議会運営委員会と本会議が開催されました。令和５年度決算などの議案が上程される旨と職員が収賄容疑で逮捕された件について報告がありました。

ご存じの方も多いと思いますが、西宮市もかつて不祥事が連続して発生しており、私自身、再犯防止対策を議会で具体的に提案したことがあります。現時点では逮捕、送検ということで無罪の推定ではありますが、平成３０年に西宮市で発生した官製談合防止法違反の際に提案した内容を踏まえて質疑しました。

・設計・積算担当の職員と事業者に対応する現場監督を分離すべき
・西宮市が作成した「公共工事に係る不正行為の再発防止対策」には、なぜそのような行為をしたかについて「この業者なら問題なく施行できると感じた」など使命感的な表現がありますが、これって表向きな回答で、「違法行為は認識していたが、逮捕後に罪の大きさを知った」というのがリアルな意見だと思います。研修では公務員には高い倫理観が求められるみたいな内容だけでなく、公務員としての安定した人生を棒に振るということを伝えるべき
と提案しました。

概ねこちらの質問の趣旨に沿った回答でした。

他にも変動型最低制限価格や指名停止期間を長くするなど、西宮市が作成した「公共工事に係る不正行為の再発防止対策」や他市の事例を参考にするように、また、西宮市では事案発生から作成までに９カ月かかっているため、速やかに対策を実施するように要望しました。