9月定例会の一般質問の報告③です。市内の北部地域で保育士をしていた経験からの一般質問です。

現場の経験やいただいた声から、保育や子育て環境を良い方向に進めたい。その思いがあるからこそ市議会に戻ってきました。

1人の保育士として、また、保育の制度の全体像を理解しているからこそ、西宮市の今後の子育て環境に重大な影響を及ぼす「西宮市幼児教育・保育のあり方」についてとりあげました。

今回の質問は






「財源をどう確保するか」

からはじまります。それでは本題。




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 西宮市幼児教育・保育のあり方(以後、あり方)について

この項目は、
・資料①「あり方アクションプランPart2」の内容
・資料②令和6年2月教育こども常任委員会における答弁
を前提としてすすめます。

資料①
「あり方アクションプランPart2」における、今後の子ども・教育施策への取組みの概要では、
「「あり方」における基本方針として、公立園の再編等によって生み出された経営資源(人材・財源等)は、今後必要となる子ども・教育施策へ活用することとしている。」

「「仮称 幼児教育・保育センター」のほか、増加する障害など支援を必要とする子どもや医療的ケアが必要な子どもの受入体制の充実等を、公立園の再編と並行して取り組むことで、今日のニーズに対応しながら、子ども・教育施策全体の質的向上を図るが、詳細については、今後検討を進め、アクションプランPart3で示すものとする。」
とあります。

資料②
常任委員会において、
「公立園の再編等によって生み出された経営資源(人材・財源等)は、今後必要となる子ども・教育施策へ活用する」
という点と西宮市財政構造改善基本方針との整合性について、

市の担当者は
「子ども教育施策への投資というものは未来のまちづくりに欠かせないものである」
「幼児教育・保育現場では、支援ニーズが多様化複雑する中、公私幼保を問わずにさらに人材・財源を投じていく必要がある」
と答弁しました。

その後、担当理事は
「幼児教育・保育の再編につきましては現状、また今後におきまして課題を有する今の公立施設についてその在り方や規模を見直し縮小していくということで経営資源を活用しながら今後必要となるニーズ、例えば支援が必要な児童の対応などそういったものに応えていこうという取組」
と答弁しました。

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障害加配の更なる充実など、増え続けるニーズに財源を投じる必要性を認識していることが読み取れます。

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以上を踏まえて、次回、あゆみ保育(支援を必要とする子どもへの保育士の加配)についてです。