①新たな役職が決まりました

第6回臨時会では、議案審査の他に今年度の役職が決まりました。

議長 八木議員
副議長 大原議員
議会運営委員長 江良議員
議会運営副委員長 田中あきよ議員


常任委員会ですが、日本維新の会 西宮市議団の議員は以下の所属となります。

総務常任委員会 江良、前島
民生常任委員会 ありめ(副委員長)、渡辺
健康福祉常任委員会 今泉(副委員長)
教育こども常任委員会 浜口(委員長)
建設常任委員会 多田(委員長)、前田
※敬称略
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私は会派の幹事長及び西宮市の水源の約9割を占める阪神水道企業団の議会議員を務めます。



②議案審査
児童が遊具で転倒した事故で、西宮市に対して賠償責任を求める裁判の先決処分についての議案です。控訴期限の関係上、すでに手続きされていますし、日本は三審制ですので、控訴することに賛成も反対もないのですが…


判決の要旨では、
・本件遊具の設置及び管理について市の瑕疵は認められない

一方、
・本件遊具は立って降りてはならないことを伝えていなかった
・事故後に養護教諭が原告(児童)を担任に引き継いだ際に、今後、原告が強い痛みを訴えた場合等は速やかに養護教諭に連絡をする等の指示がなかった

ことは注意義務違反と認められるとし、市の過失が認定されています。

これに対する市の見解は、
・本件遊具について安全性に問題はなく、設置及び管理に市の瑕疵が認められないため、本件遊具を立ったまま降りた場合、受傷をする危険性があることを予見できたとするには矛盾がある
・養護教諭が経過観察のために、担任に詳細な指示は行わなかったものの、学校は年度当初に学校安全マニュアル等により、組織的に動くように確認しており、経過観察として引き渡された児童は、様子に変化があれば指示がなくとも保健室へ連絡するなど行うものである

となっています。


本会議質疑によると、児童は保健室から自分で歩かずに抱きかかえられて教室に戻ったとのこと。そのような状態は一般的なのかとの問いには、
・擦り傷だけだったので、教室に戻って経過観察という判断を養護教諭がした
とのことでした。

・その場で病院に連れていくべきではないのか?
・外から見えるケガだけで判断すると、病院にすぐに連れていく判断にならないのではないか?
と相反する見解があると思います。結果論としては、すぐに連れていくべきだったと言えますが、判決内容では触れられていないので、判決上、その時点での判断としては間違えではなかったとも言えます。


現在、学校でその遊具を扱う際の対応や同種の遊具がある他の学校でも安全対策は徹底されているとのことですので、今後、同様の事故が起きないように願うばかりです。