市議会議員としての任期が再スタートして間もなく1年です。原則1年毎に常任委員会を変わるので、私にとって今任期でおそらく最後の教育こども常任委員会が本日開催されました。
①西宮市立学校施設包括管理業務委託の検討状況について
②水泳授業における民間プール施設と人材の活用について
③年間の施策研究テーマの提言
の3本立てでした。③は後日、市議会のHPに掲載される予定です。
①西宮市立学校施設包括管理業務委託の検討状況について
過去、委員会と一般質問でのやりとりです。
委託するとコストは下がる?
委託するとコストは下がる?②
簡単に説明すると、63ある学校施設の維持管理に関する業務を、元請けとなる事業者が一括して担うことによる、
①民間事業者のノウハウ活用による維持管理の効率化及び管理品質の向上
②学校施設の改築や長寿命化改修・中規模回収に対応するマンパワー確保
を目的としています。
保守管理業務実施のイメージはこのようになります。市が業務毎に業者を探していたのが、直接、直接包括管理事業者に連絡することになり、その分の業務が削減されます。
私が委員会や一般質問で指摘した具体的な削減コストが明確になりました。
〇「学校施設の維持管理に従事する市職員は現在11 人ですが、導入後は4 人で対応可能と見込んでいる」
〇「当該業務に従事する必要がなくなった職員については、今後策定する市の定員管理計画に基づき、退職不補充や採用抑制を行うことで人件費を削減」
〇「超過勤務手当相当額を含めた人件費として約6千5百万円の削減が可能であり、業者に支払うマネジメント経費約6千万円との差し引きで、年間500 万円程度のコストの削減が可能」
当初、職員が異動になって、人件費は減らない。むしろ委託費分歳出が増えるのではないかという問いに明確な回答がありませんでした。2つ目の回答から、人件費を削減する方針を確認することができました。
一方、
〇財政構造改善基本方針の試算にこの数値は現時点では反映されていない、
〇「人件費の抑制」、「経費削減のための外部委託の推進」のどちらの項目に反映させるかも決まっていない
ことも明らかになりました。
他に、業者選定の際の市内事業者の活用について、私以外の委員からも多くの意見が出て、教育委員会からは、仕組みの中に反映させたい意向を確認することができました。
今後のスケジュールですが、令和6年12月に事業者が決まり、令和7年4月から包括管理業務委託の運用が開始されます。
②水泳授業における民間プール施設と人材の活用について
先進事例として豊橋市を常任委員会視察で訪れた結果、全委員で意見が一致したため、委員会として提言しました。本日、教育委員会から回答がありました。
「小学校施設の改築によりプールが使用できなくなった場合、民間事業者の活用を検討」というものでした。改築でプールが使用できない期間に限っては活用を検討ということですね。
1年間のうち短い期間しか使用されない学校プールを直営で維持するよりも、設置から更新までに必要となる学校プールの維持管理費削減や教職員の業務負担軽減につながるという観点からの提言ということもあり、複数の委員からの質疑によって、少し前向きな回答になりましたが、今後、小学校施設の改築が実施される際に再度確認したいと思います。
最後になりますが、教育委員会、こども支援局、議会事務局の皆様、そして、委員長、副委員長及び各委員の方への感謝をもって本日のブログを終わります。
1年間ありがとうございました。
①西宮市立学校施設包括管理業務委託の検討状況について
②水泳授業における民間プール施設と人材の活用について
③年間の施策研究テーマの提言
の3本立てでした。③は後日、市議会のHPに掲載される予定です。
①西宮市立学校施設包括管理業務委託の検討状況について
過去、委員会と一般質問でのやりとりです。
委託するとコストは下がる?
委託するとコストは下がる?②
簡単に説明すると、63ある学校施設の維持管理に関する業務を、元請けとなる事業者が一括して担うことによる、
①民間事業者のノウハウ活用による維持管理の効率化及び管理品質の向上
②学校施設の改築や長寿命化改修・中規模回収に対応するマンパワー確保
を目的としています。
保守管理業務実施のイメージはこのようになります。市が業務毎に業者を探していたのが、直接、直接包括管理事業者に連絡することになり、その分の業務が削減されます。
私が委員会や一般質問で指摘した具体的な削減コストが明確になりました。
〇「学校施設の維持管理に従事する市職員は現在11 人ですが、導入後は4 人で対応可能と見込んでいる」
〇「当該業務に従事する必要がなくなった職員については、今後策定する市の定員管理計画に基づき、退職不補充や採用抑制を行うことで人件費を削減」
〇「超過勤務手当相当額を含めた人件費として約6千5百万円の削減が可能であり、業者に支払うマネジメント経費約6千万円との差し引きで、年間500 万円程度のコストの削減が可能」
当初、職員が異動になって、人件費は減らない。むしろ委託費分歳出が増えるのではないかという問いに明確な回答がありませんでした。2つ目の回答から、人件費を削減する方針を確認することができました。
一方、
〇財政構造改善基本方針の試算にこの数値は現時点では反映されていない、
〇「人件費の抑制」、「経費削減のための外部委託の推進」のどちらの項目に反映させるかも決まっていない
ことも明らかになりました。
他に、業者選定の際の市内事業者の活用について、私以外の委員からも多くの意見が出て、教育委員会からは、仕組みの中に反映させたい意向を確認することができました。
今後のスケジュールですが、令和6年12月に事業者が決まり、令和7年4月から包括管理業務委託の運用が開始されます。
②水泳授業における民間プール施設と人材の活用について
先進事例として豊橋市を常任委員会視察で訪れた結果、全委員で意見が一致したため、委員会として提言しました。本日、教育委員会から回答がありました。
「小学校施設の改築によりプールが使用できなくなった場合、民間事業者の活用を検討」というものでした。改築でプールが使用できない期間に限っては活用を検討ということですね。
1年間のうち短い期間しか使用されない学校プールを直営で維持するよりも、設置から更新までに必要となる学校プールの維持管理費削減や教職員の業務負担軽減につながるという観点からの提言ということもあり、複数の委員からの質疑によって、少し前向きな回答になりましたが、今後、小学校施設の改築が実施される際に再度確認したいと思います。
最後になりますが、教育委員会、こども支援局、議会事務局の皆様、そして、委員長、副委員長及び各委員の方への感謝をもって本日のブログを終わります。
1年間ありがとうございました。
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