画像も前回の続きです。こちらは本物の関ケ原古戦場。距離感にリアルさを感じます。現地だから当然と言えば当然ですが・・・
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さて本題。内容も前回と関連します。以下は当日のやりとりのメモです。正式な発言は後日作成される会議録でご確認ください。
やめるべき施策として「フロムにしのみや」をとりあげましたが、ほとんどの職員が、責任感やプライドを持って職務に取り組んでいると思います。だからこそ、所管部局の判断で、事業や業務をやめたり、根本的な見直しをしたりできるのかということは強く疑問に感じました。そのように私に感じさせたのは、リゾ鳴尾浜です。
リゾ鳴尾浜について、運営会社である第三セクターの決算書には記載されない、市からの利用料金減免や一般会計からの多額の修繕費が投じられており、実質大赤字の状態でした。かつて施設を手放すことも含めて、私は2018年に一般質問で取り上げました。それ以前にも私以外の議員から同様の指摘をされていました。当時、土木局長であった現副市長の答弁は私からすれば、とても後ろ向きな答弁内容でした。
しかし、その後、コロナ禍に経営がどうしようもなくなり、施設は閉鎖、現在、具体的な跡地活用も決まらず、ただ時間だけが過ぎています。結果論ですが、コロナ禍以前に、やめる判断を早期にできる仕組みがあり、市が施設を手放していれば、条件次第では施設の引き取り手があったかもしれません。
事業だけでなく、事務作業も同様です。例えば、書類のチェックをダブル、トリプル以上のチェックをしている部署があると聞きます。その部署では当たり前のようにしている作業でも、別の部署の職員や第三者から見れば果たして必要と言えるのか。また、チェック者が増すぎると、すでに〇回チェックしているから大丈夫という良くない安心感が生じるかもしれません。
市の事業や施策は一度はじめると、原則、継続ありきですすみます。施設であれば、建設費以上の修繕維持費が施設更新時期まで投じられることになります。
【質問】
既存の施策、事務事業について、開始時から何年か経過した時点で、それぞれの妥当性を判断する、もしくは、第三者的、客観的な判断などにより、やめる、見直す仕組みを構築する必要があると考えるが市の見解は?
合わせて、事務作業を見直す仕組みも必要と考えるが市の見解は?
【答弁】
財政構造改善の取組みを進めていく中では、成果や費用対効果が不明瞭な事務事業、サービス水準の妥当性に疑義がある事務事業について、廃止、縮小も含めて見直す必要がありますが、市民サービスの面では一定の市民への影響は避けられないため、合理的かつ慎重な判断が求められると考えております。
現在進めている行政マネジメントの再構築の取組みの中で、行政評価を活用した事務事業見直しの仕組みづくりや、その実行性を高めるための事務事業評価の質の向上、外部有識者の知見の活用なども検討してまいります。
事務作業の改善につきましては、それぞれの所管において、現在取り組んでいる日常の事務作業について、改めて効率化、省力化が図れないかを見直す必要があると考えています。また、外部からの視点も重要であり、例えば、人事異動で来た職員のこれまでの部署での経験などに基づく意見や、同じ業務についての他市での取組状況が参考になると考えています。 全庁を挙げて事務作業の改善の取組意識の向上を図ってまいります。
【意見・要望】
見直す、やめるための仕組みについて 「外部有識者の知見を活用」することは重要だと思いますが、私が提案したのはあくまでやめる、見直す仕組みです。事務事業や施策の延命につながることがないようにだけよろしくお願いします。
一方で、何か新しいことを始める場合にも慎重ですが、市民サービスに必要であるのなら、新しいこともとりあえずやってみたら良いと思います。一方で、税金を使っているからこそ、効果がなければ、開始3年時点でスピーディーにやめるといった判断をすればよいだけです。
最後に、事務作業の改善について、ボトムアップで出てきたアイデアを生かすのはトップダウンです。上司がそのことを理解して、組織として具体的な成果につながると思ったことには徹底して取り組まなければ定着しません。また、成果を出した職員には評価を、そして、昨日、松本議員も同様の趣旨でとりあげていましたが、評価を処遇に反映させるべきであるということは指摘させていただきます。
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さて本題。内容も前回と関連します。以下は当日のやりとりのメモです。正式な発言は後日作成される会議録でご確認ください。
やめるべき施策として「フロムにしのみや」をとりあげましたが、ほとんどの職員が、責任感やプライドを持って職務に取り組んでいると思います。だからこそ、所管部局の判断で、事業や業務をやめたり、根本的な見直しをしたりできるのかということは強く疑問に感じました。そのように私に感じさせたのは、リゾ鳴尾浜です。
リゾ鳴尾浜について、運営会社である第三セクターの決算書には記載されない、市からの利用料金減免や一般会計からの多額の修繕費が投じられており、実質大赤字の状態でした。かつて施設を手放すことも含めて、私は2018年に一般質問で取り上げました。それ以前にも私以外の議員から同様の指摘をされていました。当時、土木局長であった現副市長の答弁は私からすれば、とても後ろ向きな答弁内容でした。
しかし、その後、コロナ禍に経営がどうしようもなくなり、施設は閉鎖、現在、具体的な跡地活用も決まらず、ただ時間だけが過ぎています。結果論ですが、コロナ禍以前に、やめる判断を早期にできる仕組みがあり、市が施設を手放していれば、条件次第では施設の引き取り手があったかもしれません。
事業だけでなく、事務作業も同様です。例えば、書類のチェックをダブル、トリプル以上のチェックをしている部署があると聞きます。その部署では当たり前のようにしている作業でも、別の部署の職員や第三者から見れば果たして必要と言えるのか。また、チェック者が増すぎると、すでに〇回チェックしているから大丈夫という良くない安心感が生じるかもしれません。
市の事業や施策は一度はじめると、原則、継続ありきですすみます。施設であれば、建設費以上の修繕維持費が施設更新時期まで投じられることになります。
【質問】
既存の施策、事務事業について、開始時から何年か経過した時点で、それぞれの妥当性を判断する、もしくは、第三者的、客観的な判断などにより、やめる、見直す仕組みを構築する必要があると考えるが市の見解は?
合わせて、事務作業を見直す仕組みも必要と考えるが市の見解は?
【答弁】
財政構造改善の取組みを進めていく中では、成果や費用対効果が不明瞭な事務事業、サービス水準の妥当性に疑義がある事務事業について、廃止、縮小も含めて見直す必要がありますが、市民サービスの面では一定の市民への影響は避けられないため、合理的かつ慎重な判断が求められると考えております。
現在進めている行政マネジメントの再構築の取組みの中で、行政評価を活用した事務事業見直しの仕組みづくりや、その実行性を高めるための事務事業評価の質の向上、外部有識者の知見の活用なども検討してまいります。
事務作業の改善につきましては、それぞれの所管において、現在取り組んでいる日常の事務作業について、改めて効率化、省力化が図れないかを見直す必要があると考えています。また、外部からの視点も重要であり、例えば、人事異動で来た職員のこれまでの部署での経験などに基づく意見や、同じ業務についての他市での取組状況が参考になると考えています。 全庁を挙げて事務作業の改善の取組意識の向上を図ってまいります。
【意見・要望】
見直す、やめるための仕組みについて 「外部有識者の知見を活用」することは重要だと思いますが、私が提案したのはあくまでやめる、見直す仕組みです。事務事業や施策の延命につながることがないようにだけよろしくお願いします。
一方で、何か新しいことを始める場合にも慎重ですが、市民サービスに必要であるのなら、新しいこともとりあえずやってみたら良いと思います。一方で、税金を使っているからこそ、効果がなければ、開始3年時点でスピーディーにやめるといった判断をすればよいだけです。
最後に、事務作業の改善について、ボトムアップで出てきたアイデアを生かすのはトップダウンです。上司がそのことを理解して、組織として具体的な成果につながると思ったことには徹底して取り組まなければ定着しません。また、成果を出した職員には評価を、そして、昨日、松本議員も同様の趣旨でとりあげていましたが、評価を処遇に反映させるべきであるということは指摘させていただきます。
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