阪神西宮駅のホームに設置されているオレンジジュースの自動販売機。気になっていたので思い切ってチャレンジ。結果は・・・
ぜひご自身で!
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さて本題。
定例会最終日、議員報酬を5%減額するための議案を提出しました。私も提出者の1人として名を連ねています。
平成30年度以降、本市の財政は基金の繰入れや病院用地の買収費用の返還、国からの交付税など特別な要因があって、何とか実質収支の黒字が保たれているものの赤字基調です。令和4年度に至っては、一般会計で実質単年度収支が42億円の赤字という大変厳しい財政状況です。
早ければ令和7年度か8年度には適正な予算編成が困難になりかねないという財政状況を踏まえて、策定された西宮市財政構造改善基本方針では、令和6年度から10年度までの期間、単年度40億円以上の収支改善が示されています。
「議会として歳出を削減し、市に対しても収支改善のための徹底した取り組みを強く求めていくことで、住民福祉の増進に必要な財源を確保することが必要」と考えたためです。
10名の議員が討論で発言したことからも、議員報酬のあり方について、どちらが正しい、正しくないではなく、議員によって意見は様々です。
月額687,000円(議長月額827,000円、副議長月額748,000円)の報酬に対して、
※ここから所得税、市県民税、国保(国民健康保険)、国民年金を支払います。また、4年毎に無職になるかもしれないイベントがあります。実際になったことがありますが、その時、市県民税と国保で200万くらいの納付通知書が届いて、絶望に追い打ちをかけられたことは今でも鮮明な記憶です。
西宮市議会では、
〇平成27年度→10%削減の議案は否決
〇令和2年度→新型コロナウィルスの際、時限ですが全会一致で15%削減
されました。
今回は、「完全に趣旨に賛同するわけではない」という意見もありましたが、賛成多数となり、来年度は5%削減されます。
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日本維新の会 西宮市議団の他に
〇市民クラブ(提出者)
〇会派・ぜんしん
〇日本共産党西宮市会議員団
〇会派無所属
→ 森議員(提出者)、一色議員、牧議員
が賛成しました。
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提出者の1人として、質疑や討論で出た主な意見に対する私の考えです。
◇ 削減額2656万6千円
「たかだか5%、2600万円くらい」、削減額について「たった」という発言が会派無所属の議員からありました。
2656万6千円って大金です。たった?場所によっては家が買えますが・・・
一般会計予算総額に占める割合としては低いことは事実です。しかし、1億円であろうと、1万円であろうと税金であるという点で、その重みに違いはないと私は思います。
◇ 5%という削減割合
〇過去に10%削減が否決されたこと
〇コロナの際、15%削減はきつかったという声を複数から聞いたこと
〇平成17年度の第3次行財政改革の際に5%削減したこと
から、5%削減としました。
一方、「身を切る改革なら50%、最低でも20%!」という意見がありました。ダブルワークなどで他に収入がある人であれば、50%削減でも良いのかもしれません。そう思うなら、自分で議員提出議案を提出して可決させれば良いと思います。
◇ 特別職報酬等審議会の答申に従うべきではないか
その考えは理解できます。一方、西宮市議会基本条例第8条では議員報酬の自主減額の協議についての規定があります。令和2年度に15%削減した際、前年度の答申で報酬額は据え置きとなっていましたが、自主減額しました。当時は新型コロナという未曽有の状況でしたので、全員が賛同したのだと思います。
一方、全員が納得できる理由がなければ、協議してはダメというものではありません。最初に述べたように、今回は厳しい財政状況であると判断したため、議案を提出しました。また、議員提出議案は地方自治法で規定されており、制限されるものではありません。
◇ 報酬削減が議員の質の低下につながる
優秀の定義は人によって異なるでしょうが、月額687,000円が50%削減されて343,500円になるというならともかく、5%削減されて652,650円になるからと言って、立候補者が減り優秀な人材が集まりにくくなると私は思いません。
◇ 財源確保
来年度予算編成方針では、「限られた財源を重点施策に配分するため、枠配分予算だけではなく、個別査定予算や投資的事業予算などについても、予算全体で削減を図り、あらかじめ指示した一般財源の範囲内で予算編成を行うこと」とあります。一般会計予算においても、来年度は今年度より予算額を減らさざるをえない施策があるでしょう。そういった施策への配分など、2656万6千円を一般会計当初予算配分の中で有効に使ってほしいと考えています。
いずれにせよ、提案理由にあるように、議会費の削減だけでなく、市に対して歳出削減を求めていくことで財源を確保することが目的です。
議会から指摘され続けてきたにも関わらず、根本的に見直そうとしてこなかった、類似都市である中核市平均よりも高い経常収支比率や人件費率。市の責任は言うまでもありません。これらの見直しを含めて、今回の削減額以上の収支改善につながる提案をし、それを実現させるべく取り組んでいきます。
これで満足して、今後しょうもない提案をすることこそパフォーマンスですので、そうなっていないか市民の皆様もぜひご確認ください。また、議事進行をせざるを得ないほど、主観的過ぎて事実と異なる発言もあったりしましたが、それも含めて、多様な意見があることは良いことだと思います。
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以下は「日本維新の会 西宮市議団」の幹事長である多田議員が本会議で述べた提案理由とその説明です。議員提出議案の代表者として、本会議で議員からの質問に答えるというのは時に想定してなかった質問も飛んできます。私も2回経験したことがありますが、その場ですぐに答えを導き出すことが難しいのは言うまでもありません。経験した人にしかわからないと思います。お疲れ様でした。
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平成30年度以降、本市の財政は基金の繰入れや病院用地の買収費用の返還、国からの交付税など、特別な要因があって、何とか実質収支の黒字が保たれてはいるものの赤字基調です。令和4年度に至っては、一般会計で実質単年度収支が42億円の赤字という、大変厳しい財政状況となっております。
西宮市財政構造改善基本方針では、令和6年度から10年度の期間、現時点で、単年度40億円以上の収支改善を示すとされております。当局には、まずは令和6年度の施政方針までに具体案をお示し頂くよう求めます。
これまで多くの議員から、歳出削減や歳入増など様々な提案がされてきたにもかかわらず、このような状況になったことは誠に遺憾です。まずは令和6年度の施政方針までに具体案をお示しください。
今年の決算特別委員会総務分科会において財務局から答弁があったように、「早ければ令和7年度か8年度には適正な予算編成が困難になりかねない」という現状、議会として歳出削減をすることに加え、市に対しても収支改善のための徹底した取り組みを強く求めていくことで、住民福祉の増進に必要な財源を確保することが必要だと考えています。 以上、議員提出議案として提出しますので、ご賛同頂けますようお願い申し上げます。
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ぜひご自身で!
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さて本題。
定例会最終日、議員報酬を5%減額するための議案を提出しました。私も提出者の1人として名を連ねています。
平成30年度以降、本市の財政は基金の繰入れや病院用地の買収費用の返還、国からの交付税など特別な要因があって、何とか実質収支の黒字が保たれているものの赤字基調です。令和4年度に至っては、一般会計で実質単年度収支が42億円の赤字という大変厳しい財政状況です。
早ければ令和7年度か8年度には適正な予算編成が困難になりかねないという財政状況を踏まえて、策定された西宮市財政構造改善基本方針では、令和6年度から10年度までの期間、単年度40億円以上の収支改善が示されています。
「議会として歳出を削減し、市に対しても収支改善のための徹底した取り組みを強く求めていくことで、住民福祉の増進に必要な財源を確保することが必要」と考えたためです。
10名の議員が討論で発言したことからも、議員報酬のあり方について、どちらが正しい、正しくないではなく、議員によって意見は様々です。
月額687,000円(議長月額827,000円、副議長月額748,000円)の報酬に対して、
※ここから所得税、市県民税、国保(国民健康保険)、国民年金を支払います。また、4年毎に無職になるかもしれないイベントがあります。実際になったことがありますが、その時、市県民税と国保で200万くらいの納付通知書が届いて、絶望に追い打ちをかけられたことは今でも鮮明な記憶です。
西宮市議会では、
〇平成27年度→10%削減の議案は否決
〇令和2年度→新型コロナウィルスの際、時限ですが全会一致で15%削減
されました。
今回は、「完全に趣旨に賛同するわけではない」という意見もありましたが、賛成多数となり、来年度は5%削減されます。
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日本維新の会 西宮市議団の他に
〇市民クラブ(提出者)
〇会派・ぜんしん
〇日本共産党西宮市会議員団
〇会派無所属
→ 森議員(提出者)、一色議員、牧議員
が賛成しました。
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提出者の1人として、質疑や討論で出た主な意見に対する私の考えです。
◇ 削減額2656万6千円
「たかだか5%、2600万円くらい」、削減額について「たった」という発言が会派無所属の議員からありました。
2656万6千円って大金です。たった?場所によっては家が買えますが・・・
一般会計予算総額に占める割合としては低いことは事実です。しかし、1億円であろうと、1万円であろうと税金であるという点で、その重みに違いはないと私は思います。
◇ 5%という削減割合
〇過去に10%削減が否決されたこと
〇コロナの際、15%削減はきつかったという声を複数から聞いたこと
〇平成17年度の第3次行財政改革の際に5%削減したこと
から、5%削減としました。
一方、「身を切る改革なら50%、最低でも20%!」という意見がありました。ダブルワークなどで他に収入がある人であれば、50%削減でも良いのかもしれません。そう思うなら、自分で議員提出議案を提出して可決させれば良いと思います。
◇ 特別職報酬等審議会の答申に従うべきではないか
その考えは理解できます。一方、西宮市議会基本条例第8条では議員報酬の自主減額の協議についての規定があります。令和2年度に15%削減した際、前年度の答申で報酬額は据え置きとなっていましたが、自主減額しました。当時は新型コロナという未曽有の状況でしたので、全員が賛同したのだと思います。
一方、全員が納得できる理由がなければ、協議してはダメというものではありません。最初に述べたように、今回は厳しい財政状況であると判断したため、議案を提出しました。また、議員提出議案は地方自治法で規定されており、制限されるものではありません。
◇ 報酬削減が議員の質の低下につながる
優秀の定義は人によって異なるでしょうが、月額687,000円が50%削減されて343,500円になるというならともかく、5%削減されて652,650円になるからと言って、立候補者が減り優秀な人材が集まりにくくなると私は思いません。
◇ 財源確保
来年度予算編成方針では、「限られた財源を重点施策に配分するため、枠配分予算だけではなく、個別査定予算や投資的事業予算などについても、予算全体で削減を図り、あらかじめ指示した一般財源の範囲内で予算編成を行うこと」とあります。一般会計予算においても、来年度は今年度より予算額を減らさざるをえない施策があるでしょう。そういった施策への配分など、2656万6千円を一般会計当初予算配分の中で有効に使ってほしいと考えています。
いずれにせよ、提案理由にあるように、議会費の削減だけでなく、市に対して歳出削減を求めていくことで財源を確保することが目的です。
議会から指摘され続けてきたにも関わらず、根本的に見直そうとしてこなかった、類似都市である中核市平均よりも高い経常収支比率や人件費率。市の責任は言うまでもありません。これらの見直しを含めて、今回の削減額以上の収支改善につながる提案をし、それを実現させるべく取り組んでいきます。
これで満足して、今後しょうもない提案をすることこそパフォーマンスですので、そうなっていないか市民の皆様もぜひご確認ください。また、議事進行をせざるを得ないほど、主観的過ぎて事実と異なる発言もあったりしましたが、それも含めて、多様な意見があることは良いことだと思います。
===============
以下は「日本維新の会 西宮市議団」の幹事長である多田議員が本会議で述べた提案理由とその説明です。議員提出議案の代表者として、本会議で議員からの質問に答えるというのは時に想定してなかった質問も飛んできます。私も2回経験したことがありますが、その場ですぐに答えを導き出すことが難しいのは言うまでもありません。経験した人にしかわからないと思います。お疲れ様でした。
===============
平成30年度以降、本市の財政は基金の繰入れや病院用地の買収費用の返還、国からの交付税など、特別な要因があって、何とか実質収支の黒字が保たれてはいるものの赤字基調です。令和4年度に至っては、一般会計で実質単年度収支が42億円の赤字という、大変厳しい財政状況となっております。
西宮市財政構造改善基本方針では、令和6年度から10年度の期間、現時点で、単年度40億円以上の収支改善を示すとされております。当局には、まずは令和6年度の施政方針までに具体案をお示し頂くよう求めます。
これまで多くの議員から、歳出削減や歳入増など様々な提案がされてきたにもかかわらず、このような状況になったことは誠に遺憾です。まずは令和6年度の施政方針までに具体案をお示しください。
今年の決算特別委員会総務分科会において財務局から答弁があったように、「早ければ令和7年度か8年度には適正な予算編成が困難になりかねない」という現状、議会として歳出削減をすることに加え、市に対しても収支改善のための徹底した取り組みを強く求めていくことで、住民福祉の増進に必要な財源を確保することが必要だと考えています。 以上、議員提出議案として提出しますので、ご賛同頂けますようお願い申し上げます。
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