令和5年3月の教育こども常任委員会において示された「西宮市幼児教育・保育のあり方について」では、公立幼稚園・公立保育所の再編方針について、「公立認定こども園は、各ブロックに1園設置することを基本とするが、現行施設の利用状況や配置状況など地域の実情を踏まえながら、他の方策も検討する」とされています。そのアクションプラン[Part1]として、浜脇幼稚園と浜脇保育所の再編により、令和7年度に幼保連携型認定こども園設置という方針が示されています。

北部地域ですが、公立幼稚園は山口幼稚園、生瀬幼稚園の2園がありますが、公立保育所はありません。生瀬小学校区では、私立認定こども園が令和3年度に開園するまで0~5歳児を受け入れる私立認可保育所すらありませんでした。それまで、
・宝塚市に隣接する生瀬東町に平成9年度に開設した小規模保育施設
・JR生瀬駅前に平成28年度に開設した小規模保育施設
がありましたが、3歳児以上の受け入れ先が小学校区内になく、一駅離れた東山台小学校区の保育所、山口地区や宝塚市にある幼稚園へバスの利用などにより通う状況でした。
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※武庫川を挟んでの西宮市(宝生ケ丘)

そのため、校区内での3~5歳児の保育受け入れが課題となり、かつて、私だけなく他の議員からも公立幼稚園の認定こども園化の提案が議会でありました。

平成31年1月教育こども常任委員会「生瀬小学校区の教育・保育環境の整備について」の報告では、 「校区内の就学前の子供の数全体の74.7%と、大半の子供が校区外の施設に通園している状況」
「地域からも数年来対策の必要性について御要望いただいている」
「生瀬小学校区本来の保育需要を調査・把握するため、校区内に住む就学前の子供を持つすべての保護者を対象にアンケートを実施」
「全市の保育需要よりも高い」

また、認定こども園化については
〇ゼロ歳から2歳で30人、3歳から5歳で60人の計90人程度の施設が必要
〇生瀬幼稚園の園舎の面積を確認したところ、3歳以上の保育室について、現在想定している幼稚園30人、保育所60人の子供を受け入れるには保育室の面積が不十分
として、幼稚園は生瀬小学校の校庭内に移転、幼稚園の園舎を改修して私立認定こども園を整備することが報告されました。

かつて、「西宮市立幼稚園のあり方」によって、30人の定員を連続して満たさずに、名塩幼稚園は休園となり、塩瀬地区の1園として存続することになった生瀬幼稚園も、令和3年度に私立認定こども園が設置されてから園児数は更に減少します。5月1日時点の在園児数は令和4年度4歳児1人、5歳児10人、今年度4歳児2人、5歳児2人です。他の公立幼稚園と比較しても、幼稚園教育要領と照らし合わせても、十分な環境とは言えません。


3点伺います。

同じ西宮市内でありながら、南部地域には(待機児童等で施設を利用できる、できないという課題はあるが)公立保育所が複数ある。一方、北部地域には公立保育所がなく、生瀬小学校区には私立の認可保育施設すらなかった。この経緯は? 


当時、委員会報告では、「公立幼稚園は幼小の連携や障害のある子供等の受け入れ等のセーフティーネット機能を果たしていく地域の拠点として今後もこの役割を担っていくことが求められている」とあるが、現在、北部地域において、公立幼稚園はこの役割を果たしているのか。 


次のアクションプランは令和5年度中の公表を目指すとあるが、北部地域における幼児教育・保育のあり方については早期に方針を示すべきではないか。 


北部地域における幼児教育・保育のあり方について②
に続きます。