先日、三木けえ衆議院議員、兵庫県議会議員(西宮市、芦屋市選出)、西宮市議会議員有志により、省庁との合同意見交換会を衆議院第二会館にて実施しました。

〇総務省
〇厚生労働省
〇文部科学省
〇子ども家庭庁
〇農林水産省
〇法務省
〇国土交通省
と地方の課題と関係する制度や法律についての意見交換ですが、多くの議員が参加したことで、私には思いつかない斬新な提案もありました。視点が多いほど学びや気づきも増えます。
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私からはふるさと納税、保育士の配置基準、潜在保育士などについて話をしました。保育士の配置基準ですが、ようやく1歳児が1:6→1:5(保育士1人で5人を保育)、4&5歳児が1:30→1:25へ、加配というかたちで改善されますが、基本の配置基準は見直されません。保育士の配置基準を見直してくださいと普通に言っても何も変わらないので、0歳児の1:3の保育がいかに子どもの発達にあっていないかについて現場の経験を交えて、長年変わらない保育士の配置基準が当時どのようなエビデンスに基づいて決定されたのかを確認しました。同様に「潜在保育士の職場復帰に向けた対策は」と聞いても目新しい回答がないことはわかっているので、「潜在保育士が復帰しない理由は」と聞き方を変えてみました。

以前、配置基準が見直された際には、保育士が実際に働いているときの負担感に対して、医療的な視点も考慮されたそうです。保育士をそういった観点からも大切にしていた当時と異なり、現在はそういった視点が考慮されていないことには驚きでした。また、潜在保育士が職場に復帰しない理由の1つにハードワークを挙げてました。この矛盾している回答に対して、時間があればもう少し突っ込んだ話ができたのですが、限られた時間ということで、次回以降の機会に確認したいと思います。0歳児について見直さないのかという普通の聞き方に対する回答ですが、4、5歳児が長年の課題として残されてきたのでそちらを優先させたという予想通りのものでした。
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教員不足の原因である長時間労働。その根本である「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法」いわゆる「給特法」についても、西宮市で教員不足により自習対応などが発生していることから、意見交換をしたかったのですが、こちらも時間の都合上、次回にしっかり確認したいと思います。異次元の少子化対策と言いながらも、その一翼を担う保育士や教員に対する取り組みが不足しすぎていることは否めません。
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今回で4回目の国会訪問ですが、1回目は歴史的建造物が好きな自分が建物を見たいため。2回目は友人を案内(省との意見交換も)。3回目は大学生のインターン活動の一環。今回は今後の議会活動にとって有意義な訪問でした。
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※この写真だけ以前撮影したものです。