6月定例会で平成22年3月末で廃校になった船坂小学校跡施設を地域コミュニティ活性化の拠点にしようという条例制定が議案となっています。そのため現地の視察に行きました。
現在は地域の方がボランティアで管理運営委員会を作り、市からの委託で管理運営を行っています。ランチルーム、教室、運動場、体育館等の貸し出しやランチの提供などや管理運営を地域住民主体の指定管理者が行うということが規定されています。
この地域は豊かな自然と里山文化が残っており、ほたるの観察、かえるが飛び交う様子を見ることができます。プールを利用した生息環境として「ビオトープ」があります。かえるの卵やトンボが飛び交っています。プールの先にはレーンの番号があり、ランチルームの耐震化の際に、余った石などを使っています。横には消毒用に塩素水をためていた槽(2枚目)がそのまま残っています。
運営をしている地域の方から、地域事情、今後のビジョンや指定管理者に移行するにあたっての課題などを聞かせていただきました。
校舎を見学しましたが、当時の学校生活や自分の小学校時代が思い出されとても良い施設でした。2枚目は職員室、最終日の板書がそのまま残っています。3枚目は校長室です。
天気が良いと、空の青と緑のコントラストがきれいです。写真の腕がないので画像で伝えきれなくてすいません。子供たちにとって自然の美しさを感じるということは、感受性を養うという面で必要であると思います。
現在は水、金、土、日の9~17時の間に見学することができます。ランチルームでは日曜日限定ですが、週代わりで、ランチ、ケーキが販売されています。季節の素材を使ったジャムも販売しています。船坂小学校では全校の人数が少ないこともあり、教室ではなくランチルーム(食堂)で全校生徒が食事をしていたそうです。ランチルーム内には図鑑や図書館の本があります。歴史上の人物は選定が少しマニアックです。
住所は西宮市山口町2103-2です。時間はかかりますが、主要な駅からさくらやまなみバスで行くことができます。JR西宮から最寄の舟坂橋まで約45分です。行事に合わせて行くのがベストでしょうが、周辺には食事ができる店舗もあります。足を運んでみてはいかがでしょうか。
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